代表で、脚本、演出の
かこまさつぐ です。
いつもやるやると言って、やってこなかった公演後の後説です。
「タイホしたい!」
は読んだとおり逮捕したい人々のお話です。
ストーリーは
麻薬か銃の取引場所とされる「水の枯れた女神像の噴水がある公園」にリストアップされたうちの最も可能性が低いと考えられる田舎の公園に勝手に張り込む所轄の刑事たちとそこに警視庁から派遣された管理官補佐の攻防というか、ボケとツッコミ。
ちょっとでも怪しいと思うと確保して誤認逮捕を繰り返す刑事たちと何事もなくやり過ごしたい管理官補佐の怒りのツッコミの繰り返し。それだけ。
コロナ禍、第4波真っ只中で稽古をしていて名古屋の小劇場界でも感染者が出ていたのでメンバーだけでやることに。前作でヤクザの抗争(ニャンコ大戦争)を作って、団体芸いけそうだと思い挑戦してみました。
刑事モノはジェネレーションギャップが凄くて、若い子は踊る大捜査線を知らなかったり、ゴルゴ13知らなかったり、コナン見てない大人は赤井さん知らなかったり、ましてや刑事コロンボなんて…で悩みました。オープニングダンスで古畑任三郎をオマージュした振り付けがありますが役者は「ハンマーカンマー」と呟いています。ハリウッドザコシショーから拝借。これもほとんどのメンバーが知らないでやっています。
「ハンマーカンマー」ってなんですか?
と聞かれましたが僕も答えは知りません。
オープニングダンス、試験管ベビーではやることなかったんですが刑事たちの浮かれ具合を表現したかったのと50回だしな、と思いやってしまいました。基本、お芝居でダンス見たくないし、苦手だし必要性を感じないので。その必要性を表せられたかどうかはわかりませんが、ダンスは台本をなぞっていて、いっぱい走って最後に鞍本がライフルを撃つというラストがわかる形になってます。振付は脚本の人。恥ずかし。
管理官補佐役、加藤奈々にはたくさんツッコミしてもらうので色んな芸人さんのツッコミに挑戦してもらいました。ラストの方の「強いて言うなら、彼女と結婚してあげてください」は半沢直樹に出てくるテイストでというオーダー。
ということでいっぺんに書くと長いので3回くらいに分けます。次回は刑事たちと間違えて捕まえられる人たちの紹介と制作秘話!