代表です!
というわけで狂言のほうも、よろしくどうぞ。
輝虎配膳はやることが決まっていて、それでも上演時間が1時間に満たないからどうしようということで、狂言やるか?ってなりました。
以前、身替座禅の歌舞伎版をアレンジしたのですが元々、身替座禅は狂言の演目だったので、今回は直接、狂言をアレンジしちゃおうよ!と。
そしたら、上演時間1時間15分になってしまった。
さて、柿山伏
あむあむあむ!とチョコプラ長田が真似てる和泉元彌がやってるのがこの柿山伏。
あむあむあむ、ってこれか!
って思っていただければ。
狂言を説明するのに一番わかりやすい作品かもしれない内容だったので一番手にしました。
講談師は輝虎配膳に引き続き加藤奈々。
早速、山伏の説明からのラップ!
貝を持ってない山伏とは俺/法螺貝持ってない山伏とは俺/貝は無くても口笛吹ける/ホラが無くてもうそぶける/修行の成果/修験の効果/帰り道々うそぶいて行こうか!
なんて、現代文に無理矢理直して見ました。これが結構、ラップにしただけでかなり原文に忠実なのが笑える。
柿はネジでしっかり止まってます。
取れる柿はマグネット付けてます。笑
内容については観てくれたことを前提で書いてるので触れませんが調べたらすぐわかる単純な話です。
山伏の衣装は手作り。
首にかけてる数珠はハワイのお土産(俺の)だから数珠じゃない、マカダミア的なアレ笑
ポンポンも手作り。毛糸。笑
頭につけるヤツ、紙。笑
わかんないもんでしょ?
まあ、狂言特有の鳴き声を面白おかしく伝えようとしたら、英会話の授業みたいになってしまった。
ジェネレーションギャップで、英語の教科書の最初に出てきたのが、マイクとルーシーだったか?そうでないか?で一悶着あった笑
実は山伏の口上、柿山伏の原文では難しいことをたて並べながら、いろはにほへとになっていくという当時の人にはきっとウケたであろう感じなんだけど、そのままやっても意味わからないだけなので真面目な口上に書き換え、言ってる途中で打った腰をまた痛めるという脚色。
なので口上は勧進長で弁慶が言っていた口上と同じ。
山伏役、伊藤友宏は誰よりも狂言を調べてくれてみんなの先生になってた。
動きに関しても結構、本当の狂言と動線やリアクションは似せているけど、大きく違うのは柿の木がセンターにあること。
何故かわからないけど、本物の狂言は棒縛の酒も附子の羊羹もセンターに持ってこない構図。多分、舞台の中心の考え方そのものが能、狂言は違うんだと思います。
なので試験管ベビー版ではわかりやすくセンターに配置してます。
はい。不安になるほど単純な話ですが、日本人に脈々と流れるコメディセンスにたどり着き、その上で現代に戻ってこれたらいいなーと。
そんなことを思いながらもやっぱり単純な話なので、練習を重ねる度に不安が募っていきましたが終わった今となっては
次はどれやろう?なんて考えてますわ。
じゃあ、棒縛に続く!