代表です!棒縛。
狂言は教科書でも扱われているらしく、附子とか知ってるメンバーもいたけど、僕の中で狂言と言えば棒縛。どっかで見た覚えがあるんだよね。
コレ、人によって違うから四本やって良かったと思う。
何が面白いって、倫理観ゼロで
「使用人を縛って行こうと思う」
とスタートから宣言すること。
不条理でもない、言ってみればただの悪意。笑
講談師は鞍本里都。
まだまだだけど一生懸命やってくれたし、嫌味がないんだよね、この人。ただフリートークが下手過ぎて逆に面白くなってた笑
フリートークの台本書いてって言われたけど、それもうフリートークじゃないから!
んで、傍若無人なご主人は僕です。
まあ、仕方ない。
スタートの掴みがとても大事。
コントのような台本なので結構、緊張したかな。
次郎冠者、五藤
彼の台詞には狂言の台詞がなくて、残念がっていた。
次郎冠者が棒術を習い始めたことも、正直よくわからないよね。使用人が、急に武術を習い始めるってどういうこと?あと、使用人って暇なの?この辺の設定がまるで解説にはない。
とにかく、酒を盗み飲んじゃうから縛って懲らしめるぞって話なんだけど、そもそもクビにすればいいじゃんね?
太郎冠者、ガク
太郎冠者も同罪で縛られる。
これが結構太い紐にしたから縛るの大変だった。
次郎の方は手に跡がつくくらいキツく縛ってる。笑
稽古の初期から棒縛は仕上がっていて、とにかく男ばっかりで楽しそうにやるから他のチームにはプレッシャーだったかも。
棒に縛られてるもんだから、柄杓が口に届かない!
故志村けんさんのテイストにしときました。
太郎の手に柄杓を渡し、上手いこと飲む。
この辺は狂言も全く同じ。
いや、全部同じなんですよ?演出を変えてるだけ、台本も現代語にしてあるだけ。
どんどん調子に乗って飲む二人。
この辺は本当の狂言のスピードだとよくわからない気持ちになっちゃうんだよね。
ご主人帰って来た!
待て、コラァ!
と、後説の必要性が全くない。笑
五藤、ガクと悪ノリではないけど、やってる方が楽しさ全開みたいな感じに持っていこうと、それを鞍本に冷たくあしらってもらいましょうというプランでした。
いや、楽しかったです。お客様のためにやってるけどしっかりこっちも楽しませていただきました。
以上。後説じゃなくて感想みたいになってるけど、附子に続く!