試験管ベビーの稽古場日記

試験管ベビーのメンバーが稽古場の様子や自分の日常をご紹介。

“試験管ベビーの稽古場日記”

必要のないことを語る。

かこです。代表です。

 

B級映画、しかもパニックムービーが好きだ。

どの作品にも決まってパーリィーピーポーが出てくる。そして、その95%くらいは食われる、切られる、潰される等とにかく殺される。

パリピが死ぬのに理由はいらない。

普通、物語というものは

たとえ現実がそうだとしても

登場人物が死ぬとその理由を説明してくれる。

それがパニックムービーにはない。

まあ、パニックムービーだから、と言ってしまえばそれまでなんだけど、

何故か死ぬのはパリピだ。

パリピなら死んでもいいと思っている節がある。

パリピならそこまでかわいそうだと思わないだろうという製作サイドの気持ちがわかる。

僕はパリピが嫌いなわけじゃない。

なんの恨みもない。

が、このパニックムービーに於いて、一貫して調子こいてるパリピは食い散らかされるの方程式が大好きだ。

どうして、こんなにも簡単にパリピは死んでもいいのか?パリピは怪物の餌、みたいな偏見。

この偏見が偏見と呼んでいいのか分からなくなるほどほとんどのパニックムービーでパリピは無惨な目に遭う。

僕の中で答えを無理矢理、見出した。

きっとB級映画を作る人はすべからくパリピにいじめられたんだろう、と。じゃなきゃパリピも浮かばれない。

 

大体、生き残るのは、本当は乗り気じゃなかったパリピじゃない女の子や、ちょっとオタクっぽい告白できずにいるヘタレだ。

 

僕は少し感情移入してしまうから、殺されたり、食い散らかされたりすることに少しでも理由があってくれたらいいと思う反面。

パリピが出てくる。⇨コイツら死ぬ。

という方程式がB級映画の世界では成立していることに感動すら覚える。

 

台本書きとして、始まってすぐ、今回はこの流れだとか、こういうルールだとか、説明を出来るだけしないで伝えられたらいいのにと思ってる。

だからパニックムービーが好きだ。

ドリフターズが好きなのと一緒だ。

 

それにしたって、パーリィーピーポーは

かわいそうだ。とも思う。

 

以上。